Best Wishes 2021『Open SESAME。』vol.1

皆さま、こんにちは!

『Open SESAME。』にようこそ!!


今企画は、‘メッセージを贈り合おう!’ の趣旨で、今回のテーマは「座右の銘、好きな言葉、贈る言葉」です。

(メッセージをお寄せ下さいった皆さま、ありがとうございます!!)


副題は “知的遊戯” 。テーマの言葉をオリジナル言語とともに英語で併記しています。

英訳・監修は、鈴木邦彦氏と古川絵里氏がご快諾くださりました!(ありがとうございます!!)英語マスターであり、人生のマスターでもあるお二方の素敵なニュアンスを含んだ英語もお楽しみ下さい!

(ご自身で英訳下さった方もいらっしゃいます。ありがとうございました!)


Open SESAMEは、今後もアップデートして参ります。皆さまも是非お寄せ下さい!


では、vol.1 start!!


『Open SESAME。』- intellectual games ‘知的遊戯’

We, Tokyo branch of Alumni of Kuwana High School, provides the special messages as “Best wishes 2021” from our peers graduated in between 1940s and 2020s. 

The messages consists of ones’ favorite mottoes and their related stories. We introduce such mottoes in both Japanese (sometimes in Chinese) and English. 

It is quite obvious that we had been struggling to make better translation. So,we are sure you can enjoy not only the original wordings of such mottoes and but also their translations accordingly. 

Beyond the generations, we can share priceless lessons from each saying. Please enjoy!


「一花開天下春」(一花開きて天下春なり)


Giving a glance at a piece of flower in a sidewalk lets us recognize the new breath of spring, which helps us set forth on the future with dreams, hopes and great energy.

大学ではコロナ禍でオンライン講義/対面講義の様々な取組みの模索中ですが、サイバー空間も悪いことばかりではありません。


この言葉は、最近、気分転換に参加するようになったzoom座禅会で、和尚さんに教えて頂いたものです。

中国は12~13世紀・南宋の虚堂知愚禅師の語録で、禅の教えが秘められいます。

解釈はともかく、春は花が咲き、自然は躍動感で満ちていますが、それを感じ取って是非新しい人生を夢と希望を持ってスタートさせてください。

星野 真弘@東京大学・教授(1976年度卒)


「常識を疑え!」

Doubt common sense.

20代後半、社会人入学した慶應のビジネススクールの指導教官の青井倫一先生がいつも、「それ、本当?」(Are you sure?)って、いろいろな事象やロジックに関して、他人のいうことを無批判に受け入れることに警鐘を鳴らしてくれ、創造的であれ(be creative.)!と、他人と違うことを奨励してくれたこと、30年以上経った今も、忘れない。

これまで歩んできた基本スタイルだと思っています。


鈴木 邦彦 バイオベンチャー理事/顧問/社外取締役(30回生)


寒苦に鍛えた梅は
風雪に耐えて
よく香る


Plum trees that have grown enduring nature's severeness can eventually bloom giving off sweet scent.

大学3年の夏、アメリカ1周ひとり旅をしました。

バックパックを背負い、グレイハウンドバスのアメリパスという周遊券を使った1か月間の旅でした。


この言葉との出合いは、その旅行資金稼ぎのためのバイト(防水工事:マンホール&下水管の中に入り、職人さんの作業補助をする仕事)で赴いた現場近くの「お寺の掲示板」でした。

職人さんと昼食へ行く際にこの言葉が目に留まり、掲示板の前で立ち尽くしてしまいました。ただ、一所懸命暗記したもののアパートに帰ったら正確さが気になり、メモ帳を持って、わざわざそのお寺に再訪し書き留めてきました。今なら写メで簡単に記録できるのにね(笑)


この言葉を胸に、辛いことがあった時、心が折れそうになった時などには、成長のための時期なのだと自身に言い聞かせ頑張りました。


数十年後、インターネットが発達したことを受けて、この言葉を検索してみたところ、この言葉に続く部分があることが分かりました!


寒苦に鍛えた梅は
風雪に耐えて
良く香る


温室に育った菊は
淡い霜にも
萎えしぼむ


甘えになれて生きる者は
おのれにすら
うち克てない


Plum trees that have grown enduring nature's severeness can eventually bloom giving off sweet scent.


On the contrary, Chrysanthemums grown in the well, conserved condition such as a green house may wither without enduring even slight frost.


People spoiled in plesant circumstances all the time never overcome hardships lying in one's future like chrysanthemums.


改めて、深みのあるいい言葉だなぁ~と、より一層好きになりました。


この言葉のように、自分という梅はよく香ったのではないか、と感じています。

コロナ禍の今は、寒苦に鍛える時期と卒業生の皆さんには顔晴って欲しいと思います。


堀 武彦(30回生)


「ピンチこそチャンス」

Adversity has a big chance.

人生に無駄な事など何もないから、失敗したって何回だってチャレンジする。


バットは振らないと見逃し三振。ダメもとで振ればホームランだってあるじゃない❗️


仕事も皆んなでチャレンジしながら、失敗してもいいから滑った転んだ、勝った負けたと楽しみながらやるの好き。


山室 晋也 清水エスパルス社長(30回生)

著書「経営の正解はすべて社員が知っている」増刷決定!


「正範語録


実力の差は努力の差
実績の差は責任感の差
人格の差は苦労の差
判断力の差は情報の差


真剣だと知恵が出る
中途半端だと愚痴が出る
いい加減だと言い訳ばかり


本気でするから大抵のことはできる
本気でするから何でも面白い
本気でしているから誰かが助けてくれる」


Seihan Goroku


Difference in ability comes from difference in effort you make

Difference in achievement comes from difference in sense of responsibility you carry

Difference in personality comes from difference in hardship you undergo

Difference in judgment comes from difference in information you gather


Wisdom comes out when you are serious

Complain comes up when you leave things halfway

Just excuses if you are sloppy


When you are serious you can accomplish most of the things

When you are serious you will enjoy anything you try

Because you try seriously someone will be there to help you

私が大学院を卒業し27歳で就職してから34年が経ちました。

振り返ってみると本当に恵まれていたと改めて実感しています。

将来が何も見えない中、自分なりに踠きながらも前へ前へと進んでいた時もありました。


そんな中、出会ったのがこの言葉です。

私は、常に新しいことにチャレンジしたいと思って進んできました。

側から見れば保険業界一筋に見えるかもしれませんが、その中でも様々な分野を経験してきました。

最初に数理専門の職務で大手生命保険会社に就職した後、米国に保険数理の資格を取りに送り出してもらいました。
帰国後転職し、新しく日本に参入する米国の再保険会社の立ち上げを行いました。
そして、グローバルに展開するスイスの再保険会社で営業を経験した後、フランス資本の生命保険会社で内部監査部門と人事部門を担当しました。
昨年60歳の節目に新たな転機を迎え、現在は米国の損害保険会社で内部監査部門を担当しています。


正範語録に戻りますが、私が一番好きなのは最後の3行です。

正に私が経験したことと一致しています。

遠くめざしたい目標を頭の中に描きながら、目の前にあることに本気で取り組んでいると必ず新しい道が、時には予想もしていなかったような道が開てきました。

将来が見えず疲れてしまった時には、真ん中の3行を見ていました。

自分を前に押してくれる大切な言葉です。


皆さんが高校を卒業してこれからの人生を歩んでいく時に、この「正範語録」を心の片隅にでも置き、自分で選んだ道をその都度本気で取り組んでいただければ、必ず目の前に道は開けて来ると信じています。応援しています。

種村 尚(31回生)


桑名高校同窓会 東京支部サイト

桑名高校同窓会東京支部のWEBサイトです。 Many doors are open!

0コメント

  • 1000 / 1000