2021.3.31~ 個展『喜寿記念 萬古・鼓窯 三代 加賀瑞山 作陶展』開催

桑名市にて伝統の萬古焼の炎を護る加賀瑞山家。

三代加賀瑞山先生は、「桑名市無形文化財」「三重県指定無形文化財」であられ、その作ゆきは、多くの茶人、数寄者を魅了してきました。


そんなご高名な瑞山先生は、我ら桑高の同窓でもあられ、後輩へのあたたかな眼差し、ユーモアにあふれた素敵な先輩でもあります。

桑高生の中には、在校時の文化祭催しに自ら制作した茶器を使いたい!と先生にご指導をお願いし、快くお引き受け頂いた上に、すっかりお世話になったという何とも贅沢な機会を得たなどというエピソードも。先生のお人柄がうかがえます。


その加賀瑞山先生の個展『喜寿記念 萬古・鼓窯 三代加賀瑞山 作陶展』が東京で開催されます。

喜寿を迎えられ、その作陶への深い歩みと、さらなる一歩へのたえることない情熱を約七十点の作品にて披露。

この機会に、郷里の伝統芸術そして加賀瑞山の世界をぜひご堪能ください。


『喜寿記念 萬古・鼓窯 三代加賀瑞山 作陶展』

会期 令和3年3月31日(水)~4月5日(月)

*営業時間:10時~19時 最終日は17時閉場

会場 日本橋三越本店 本館6階 美術特選画廊

アクセスは日本橋三越本店の案内をご参照ください。<アクセス案内へジャンプ>


ごあいさつ

「雲走青山在」

コロナ禍の中、作品の発表の場を頂けますことはありがたい限りであります。

いつも自然は傲慢で恐ろしいが美しい、そんなことは知っていたつもりだった。

一日一日の変化が本当に美しいことを「今」知りつつある。

七十七年をかけてである。

曽子は言った。

「道に志す者は心が開かれており、しかも強くなければならない。
 任務はなんと重く、道はなんと遠いことか。
 死ぬまでやめない。また遠いことではないか」と。

今朝も陶房より鈴鹿の山並みと気の流れを眺めています。

この様な時なれどゆっくりとご高覧頂ければ幸いです。

令和三年三月

三代 加賀瑞山


三代 加賀瑞山 略歴

昭和19年 三重県桑名市に生まれる(本名 修)

昭和38年 祖父・初代瑞山に薫陶を受ける

昭和57年 初代瑞山没

昭和59年 三代瑞山を襲名

昭和62年 桑名市無形文化財(桑名萬古の陶芸技術)の認定を受ける

平成 2年 桑名市立博物館にて展覧会開催

平成 3年 大丸(下関)にて個展開催

平成 4年 近鉄(東京)にて個展開催

平成 5年 そごう(広島)にて個展開催

平成 7年 松坂屋本店(名古屋)にて個展開催

平成 8年 大丸(下関)にて個展開催

平成10年 岩田屋(福岡)にて個展開催

平成12年 日本橋三越本店(東京)にて個展開催、松坂屋本店にて個展開催

平成13年 三重県指定無形文化財の認定を受ける

平成14年 桑名市立博物館にて展覧会開催

平成15年 日本橋三越本店にて個展開催

平成16年 松坂屋本店にて個展開催

平成18年 日本橋三越本店にて個展開催

平成19年 松坂屋本店にて個展開催

平成21年 日本橋三越本店にて個展開催

平成22年 松坂屋本店にて個展開催

平成24年 「作陶五十年 三代 加賀瑞山 茶陶展」を日本橋三越本店にて開催

平成25年 松坂屋名古屋店にて個展開催

平成27年 「萬古 三代 加賀瑞山 茶陶展」を日本橋三越本店にて開催

*瑞山窯開窯百周年記念茶会をこの年より二十一回開催

平成30年 「開窯百周年 萬古鼓窯 三代 加賀瑞山 茶陶展」を日本橋三越本店にて開催

令和 元年 「三代 加賀瑞山茶陶展」を松坂屋名古屋店にて個展

令和 3年 「三代 加賀瑞山作陶展」日本橋三越本店にて開催


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