(1)谷内六郎 ①「旅の絵本」、②「遠い日の歌」、③「北風とぬりえ」
(2)山口周 「世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか? 経営における「アート」と「サイエンス」」
(3)高野和明 「ジェノサイド」
ふっと立ち寄りたくなる、谷内六郎ワールド
長年にわたり週間新潮の表紙絵をてがけた谷内氏の画文集。
絵もいいのだけれど、文もいい。飾り気がなくってやわらかいのに、ときにスパっと鋭くてドキっとする。
空想、妄想、、、時々、はてしなく拡がる谷内氏の感じたものを追っていきたくなる。
モノに疲れた時なのかな。
感性の発動にぜひ!
①の巻末、おまけの「おとぎ草子眞説 “桃太郎”」も見逃すなかれ!!
リーズナブル!!な一冊
新聞で目にし、“美意識”なるものを鍛えるって何だろう???と読んでみた。
新書760円+税。
直前に見ていた谷内ワールドと重なってか、あらゆる人にオススメしたい一冊!!となり。
内容は単純明快。深いものでは全くないが、ぜひとも触れてほしい。
「お願いだ~~読んでおくれ~~」と乞いたい友の顔顔が浮かぶ。
重量感と読後の「空」、見せごたえ小説
2011年の小説。
当時、話題を耳にしたこともあったような気もするが、怖そうだしスルーしていた一冊が目にとまり読んでみた。
“面白かった!!!一気読み”
偏りや何かは当然にある。文の好みもあろう。が、読みごたえ、というより、ずっしりとした“見ごたえ”を堪能できる。
そしておとずれた読後の「空」。空なのに重い。
ニュースを目にしながら、何も見ていなかった自分の“平たさ”が身に沁みた。
『ワタリヨミ』の醍醐味
偶然に続けて手に取った3作品。
全く違うジャンルや表現なのだけど、そこに読者のその時の私が加わって、私の横串がスウッと通るような新鮮な快感を味わった。
それぞれの作品の立体感、その肌触りや大きさがより際立った、ふくよかな読書体験!くせになりそうだ。
読書人:岡村 亜矢子
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