7月に入ると、桑名の街では、あちこちの電線にこんなのがぶら下がっているのが見られるようになります。
私たちはアレの事を「モール」と読んでいます。
かんなくずで作ったり、ビニール製のモールがあったりします。
かんなくずだとこんな感じ。
ズームアウトしていくと、、、たくさんぶら下がっています。
春日町では、パーティなどに使うモールにタコ糸をくくり、先端に洗濯バサミを付けたシンプルなものを使っています。こんな感じです。
こんなモール、これらは何の為のものでしょうか? ご存知ですか?
(再登場シンキングタイム・・・でも、必要ないほど周知されてるかな(笑))
答えは、「ここに電線などの障害物があるよ」という目印です。
今年は、7/1〜8/3が取り付け(取り外しは8/6~8/26)の期間となっています。
この期間に各町では、祭車が動くルート沿いの、山形が引っかかりそうな全ての障害物にモールを取り付けます。
昼間だと電線はよく見えるんですが、問題は夜。
日が落ちると暗い夜空が背景となり、黒い電線はなかなか見えづらくなるんです。
ですので、ぶら下げて「危ないよ!!」と注意を促しているのです。
以前、私も祭車の上に乗って天幕と山形の操作をしている時、電線に御幣を引っ掛けて折ってしまった事があります。(しかも本楽の日に!)
予備の御幣が用意してあるので事なきを得ましたが、やってしまった瞬間は体中から変な汗が湧き出てきました。
さて、これをどうやって電線にくっつけるのか?
私たちの町ではこんな道具を使っています。
先端にはこんな特別な器具が取り付けてあります。
紐を引っ張ると先端が開く。
この道具を使って、
こんな風に取付けています。
この連載を書くために、あらためていろんなモール見上げてみると、洗濯バサミ以外でくっついてるものとか色んな方法があって、その工夫に感心してます。
取り付ける器具も各町に色いろあるんだろうね。
NEWS【今日、7/28(土)予定だった桑名水郷花火大会が台風12号の接近で30日に延期が決まったようです。】 「観光三重」のサイト
台風、こちらに向かって来ているようです。皆さん気を付けて下さいね。
台風といえば、「モールを付けた後に台風が来て飛ばされて、結局、祭前にもう一回付ける」というのは石取あるあるです。
ともあれ、コレが電線にぶら下がると、個人的には “夏が来たなー” と思って少しテンション上がります♬
皆さんも、桑名の街を歩くときは上も見てみて下さいね。
でも、くれぐれも歩行は、
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