叩き出しの翌朝は、献石神楽【ケンセキカグラ】と朝御饌祭【アサミケサイ】があります。
この神事の前段階には、川原祓式【カワラバライシキ】という重要な祭礼があります。
川原祓式とは、毎年海の日の前日(今年は7/15(日))に、町屋川の河川敷(町屋橋付近)で行われ、春日神社の神職と石取祭の役員らが参列して町屋川を祓い清める祭礼です。
(詳しくは、桑名石取祭保存会公式サイトの「石取祭 まめ知識」を参照ください)
この川原祓式が行われた後、各町は清められた町屋川で石を取って俵に詰めます。
そして、叩出しの翌日(試楽の日)、朝御饌祭が始まる前(午前9時45分まで)に春日神社に奉納するのです。
私たち第七組(清水町、春日町、宝町)では、組の年番町が各町分を二つずつ用意して春日神社に奉納します。
その他に、宝町は北桑名神社の氏子なので、その分の献石も用意して宝町が北桑名神社にも奉納しています。
このあたりは各組・町によって様々でしょうね。
こんなふうに↓献石されます。
さて、このように献石の準備が整い、10時からは献石神楽朝御饌祭がはじまります。
参列する役員や祭事長はやはり羽織袴の正装です。
参道の北側に北市場の祭事長、南側に南市場の祭事長が並んで拝殿に向かいます。
そして、祭事長 保存会役員 祭事委員 と青年連盟会長が拝殿にあがり、それぞれの代表者が玉串を捧げます。
献石神楽では雅楽の生の演奏と舞を見る事ができますよ。
来年は叩き出しの翌日は、少し早く起きて春日神社に行ってみてはいかがでしょうか。
この儀式が終わると、私たち参加者全員が楼門の前で記念撮影をします。
(公式ガイドブックの後ろの方に載っているアノ写真です、少々照れます)
案内人:春日町副祭事長 堀田大介
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