清水優美の『Buona giornata!』vol.4「いろいろ苦悶><; そして、あらためて感謝!」

こんにちは!


日本は金木犀の香りが良い頃でしょうか?

大学時代、国立音楽大学のキャンパスに咲く金木犀の香りに癒されていたのを思い出しました。 


先週、ミラノでは雨が降り、朝晩はかなり冷え込みました。

<大好きなジェラートもそろそろ寒くて食べられなくなりそうです…泣>


ミラノに来て一ヶ月と少し。

音楽のレッスンの日以外、4週間毎日通った語学学校も、ひとまず一区切りがつきました。

大学時代は座学と実技のレッスンが、4:6くらいだったので、毎日9時から座って勉強するなんて、桑高の時以来!

懐かしいような、新鮮なような、、何だか少しこそばゆい様な毎日でした。 

<数学の宿題、たくさんあったなぁ…>


 語学学校では、イタリア流なのか、授業の合間に30分ほどの長いパウザ(休憩の意、オペラの公演でも長いパウザがあります。)がありました。

その間は、クラスメイトと話したり、外へ出てバール(日本のカフェの様なイメージ)へ行ったりと、それぞれが思い思いに過ごしていました。

<最近お気に入りのバールにて>


イタリア人の朝ごはんは、エスプレッソを一杯と甘いパンやビスケットなどを一つ、ととてもシンプル。

朝はバールに立ち寄って、サクッと済ませる人が多いみたいです。

<店内のショーケースにはクロワッサンなどのパンが並んでいます>


朝以外でも、日本のようにカフェでまったりお喋り^_^みたいな文化はないらしく、カウンターでバリスタとお話ししながら立ち飲みで終わらせることが多い様に感じます。


そんなイタリアにも、今年9月、スターバックスがついにミラノで一号店をオープンしました。

日本ではいたるところにあって気軽に立ち寄れますが、イタリア初出店とあって、かなりの賑わいでした。

<イタリア流スタバの外観>


話題になっていたので調べてみると、スターバックスは以前からイタリアのコーヒー文化に影響を受けてきたそうで、 長くCEOを務めてきた元会長のハワード・シュルツ氏が、1983年にイタリアを訪れた際に、「スターバックスをさらに成長させるインスピレーションを得た」と語っているそうです。

BUSINESS INSIDER JAPANの記事はコチラ

<店内には大きなロースターがありました>


 “バールでエスプレッソ文化” のイタリアで、アメリカ・シアトル発のコーヒーチェーン店は定着するのか…!?

今後の動向が気になります。 


話は戻りますが、語学学校には色々な国からの学生が在籍していました。

ヨーロッパはもちろん、オーストラリアやアジア、カザフスタンまで。

みんな学ぶ目的や年齢、期間は違えど、イタリア語というキーワードで、偶然同じタイミングで授業を受けていた仲間。不思議なご縁を感じます。

<パウザで開催されたお誕生日会。こちらでは本人がパーティーの準備をするのが普通みたい。〉


そんなご縁とともに、それぞれの個性の中に国や文化の違いの様なものも感じ、“私”のパーソナリティ(アジア人で、日本人で、日本語ネイティブで、日本人の体格で、、、、などなど(笑))について深く考えるようになりました。


ちょうど、音楽のレッスンの中でも、“生まれ持ったもの” の違いを痛感していたタイミング。


本場の音楽にふれながら、‘ふぅ~’ とか ‘はぁ~’ とか溜息をつきながら、いろいろと、本当にいろいろと思いを巡らせていたんです。

<ミラノの街にいくつかある小さな劇場、演劇を見ることができます。>


東洋人の私が、果たして西洋で生まれたクラシック音楽を学ぶ意味があるのか?とか、、

日本で25年も生きてきた日本語ネイティブな私が一朝一夕でイタリア人の発音になれるわけがないよね、とか、、、

帰国した後も今回の留学で学んだことがキープできるのか、とか、、、、

(かなり苦悶していますね(笑))

果ては、「あぁ~イタリア人になりたいーー!!」とか(笑)


そんなことを考えているうちにこんな話を思い出しました。

イタリアオペラの有名な作品にジャコモ・プッチーニ作曲の《蝶々夫人》というものがあります。

アメリカ人のピンカートンと日本人の蝶々夫人の物語。

<スカラ座初演の時のポスター/https://jp.yamaha.com/より引用>


ヨーロッパにいる日本人のソプラノ歌手は、必ず、「蝶々さんは歌えるか?」と聞かれるそうです。

蝶々さんは日本人女性の役で、劇中で着物を着ていることもあり、演出上「日本人の骨格、体型や容姿、日本人らしい立ち振る舞いなどが求められている」ということです。


このオペラに限っては、日本人にとってチャンスと言えます。

ですが、他のオペラ(日本人の役が登場しない作品がほとんどです)となると、イタリア人やその他ヨーロッパ出身の歌手たちと同じ様に歌うことは、かなり難しいと思います。


歌の場合、声を出す上で骨格や体型はかなり重要な要素なのですが、それらに加えて、母国語、容姿や立ち振る舞い(イタリア人は日常生活でも驚くほどオーバーリアクション)など、どうしたって変えられない事実もあるのですよね。

<スカラ座の天井桟敷席から>


先人の諸先輩方々も、今の私のように苦悶の日々を経られていらっしゃるのだろうと感じながら、日本人の私が「Brava!!」を贈られる “蝶々夫人” を届けられるよう努力しよう!と思いました。


・・・そんなことを先週金曜日、イタリア在住5年の三重の先輩とお話していたら、「きっとその過程で感じることや得られるものがあるはずだから頑張って!」とエールをいただきました。


その先輩は、何事にも本当にストイックで、その姿をとても尊敬しています。

留学に際してもかなりお世話になっています(ありがとうございます)。


先週は、前回のお便りの時から続いている花粉症も相まって、ブルー傾向のモヤモヤがたちこめていたのですが(苦笑)、先輩をはじめ周りの方に刺激をいただき、支えてもらいながら、苦悶とともに少し気持ち的に前に進めた様な気がします。


こうしてこのお便りを書きながら、読んでくださっている皆さんにもたくさん支えていただいていることを実感し、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。 改めて、ありがとうございます


来年の帰国の時にはまた新たな想いが生まれているかもしれませんが、暖かく見守っていただけたら嬉しいです。

しっかり勉強頑張ります!


では今回はこの辺りで、失礼します(^-^)/


今週のイタリア語は、バールでエスプレッソを頼むときの一言。 最後の「per favore!」をつければ、他のものにも応用可能ですので、ぜひ参考にしてください!

<つづく>

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☝今週のイタリア語☝

「エスプレッソを一杯お願いします !」

「un caffè,per favore!(ウン・カッフェ、ペル ファヴォーレ!)」


イタリアはスタンダードなコーヒーがエスプレッソですので、アメリカンを頼みたいときは、 

「アメリカンコーヒーを一杯お願いします !」

「un caffè americano,per favore!(ウン・カッフェ・アメリカーノ、ペル ファヴォーレ!」 


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