こんにちは!Buongiorno!
さっそくですが、イタリアのバレンタイン=後半=をお届しますね♪
前半はこちら↓から!
前vol.10=前半=から読む
テルニに続き「ヴェローナ」のバレンタインをご紹介します。
まずは、地図を再び!
ミラノとベネチアの間くらいにあります。
♥Verona♥
ヴェローナはローマ時代からの古都、街は世界遺産に登録されています。
そして、シェークスピアの戯曲「ロミオとジュリエット」の舞台となった街で、「世界一ロマンティックな街」「愛のパワースポット」などと謳われています。
(とても可愛らしい風景)
この愛らしい街は、なんと、
中心部がハート形をしているのです♥
(先の地図をヴェローナにどんどんズームアップしていくと、、ハートが見えてきます*^ ^*)
街全体が愛を語ってるんですね。
「San Valentino」は「Festa degli innamorati (フェスタ・デッリ・インナモラーティ)」とも呼ばれます。意味は「恋人たちの記念日」。
( “degli” が出てきましたよ!お忘れの方はこちらvol.9でチェックしてくださいね!)
毎日が愛パワーに充つるヴェローナでは一体どんなヴァレンタインなのでしょうか!
(http://www.dolcementeinlove.com/)
ヴェローナ・ヴァレンタインの祭典は『Verona in Love』。
そのキャッチコピーは、
“Se ami qualcuno portalo a Verona!”(愛する人を誘ってヴェローナへ!)
2019年は2/9~2/17の9日間の愛のフェスティバルです。
街の中心広場にはハート形に屋台が設置されます。この光景はとっても有名。
ハートの紙吹雪が舞い、
ハートの風船が空にのぼり、
街路のイルミネーションもハートで、
建物にもハートが映し出され、
ハートの大きなケーキも作られます。
ヴェローナ市が推進するこの祭典では、市街中心部の各所でコンサートやパフォーマンスが行われ、地場の名産品などのスタンドも立ち並ぶようです。「ジュリエットへの手紙コンテスト」の授賞式もこの期間にあります。
そして、マラソン大会もありました!
こちらのマラソンは、ヴァレンタインというよりも、ロミオとジュリエット押し(売り)なんですね。
メダルも
こんな感じで、テルニとは違ってこのマラソンにはハート感はないですね。
ふと気付きましたが、ヴェローナのヴァレンタインには「San Valentino」っていう言葉が見当たらなかったですね、、、。
(このパンフレット↓にも全くないです)
そうだ、ヴェローナの守護聖人は「San Zeno(聖ゼーノ)」。
同じカトリックの聖人でも、街の守護聖人によって祝祭に信仰的な要素の温度差があるのかもしれませんね。
(ヴェローナのヴァレンタインにはミサなどの宗教行事もなさそうです)
(訪れる人の目的もテルニとはずいぶんと違うのかもしれません。ライトというか、、日本のノリにより近いかも)
それぞれが “愛の街” である「テルニ」と「ヴェローナ」を見てみました。
違いって面白いですね!
しかし、どちらにも「マラソン」があったのは偶然なのでしょうか?
お祭りの時にその街でマラソン大会を開催するって、日本だったらあるのかな?
(桑名の石取祭りがある日曜日に、桑名でマラソン大会開催します!ってあり得ないような、、混みすぎるやん 笑)
♥プレゼントは「バラの花」と「二人の時間」♥
イタリアのヴァレンタインは、夫婦や恋人同士のカップルがお互いの気持ちを確かめ合って「二人でお祝いする日」。
この日に、San Valentinoのもとでプロポーズしたり、愛を誓いあったりすると幸せになれるといわれているそうです。(テルニのミサが人気なわけですね)
愛し合う二人のお祝いですから、とてもプライベート感が高いわけで、友人に聞いても写真とかをむやみにパシャパシャ撮ったりしないんですって。
(写真より今の君(あなた)が大事なのですね♥ 大人っぽくてステキ)
(でも、今のSNS社会だと “ちょっと待ってて。インスタにアップしてるから ” なんて ソーシャルに邪魔されたりして 笑)
イタリアのヴァレンタインの定番は、「男性が女性にバラの花を贈る」と「二人の時間を大切にするロマンティックなディナー」。
14日のディナーは、素敵なレストランから予約がいっぱいになっていくそうです。
(こちらはドゥオーモ近くの創作イタリアンのお店。美味しくて雰囲気もよくてオススメです!)
(見かけは地味めなこのデザート、繊細でとても美味しいんです♬)
せっかくなのでお店を紹介します!
↓こちらはお店のサイト こんな感じでドゥオーモを見ながら食事を楽しめるんです(席によりますが)。サイトも素敵ですからぜひのぞいてみてください!
と、少しそれましたが(食べ物ネタはついつい・・・^_^;)、
最近のミラネーゼに人気なのは、和食レストランなんですって!(何度聞いても嬉しい♬)
14日のミラノの街には、赤いバラの花を手にした女性がたくさんいました。
(ちょっとキラっとして見えたりして・・・ *~ ~*ポッ)
(やっぱりお花のプレゼントは嬉しいです。ちなみにこれは父からですが❤ 笑)
ウァレンティヌスが死の直前に贈ったメッセージと同じく、男性から女性に贈るという習慣が根付いているのでしょうね。
イタリアのヴァレンタインは、圧倒的に男性が努力をするのが礼儀のようです。
何気なくお花屋さんのサイトをのぞいたら、花を選ぶ時のこんな↓アドバイスがありました。
( “やりすぎに注意” って 笑)
男性がこういうサイトを見て、“ふむふむ” なんてやってる姿を想像すると、何だか微笑ましくなりますね。
プレゼントをお互いに交換し合うこともあって、お花だけでなく肌につけるものが人気だとか。下着やアクセサリーや香水など。
チョコレートやお菓子もあるようですがメインではないようです。
(その辺りの感覚が大人っぽくて色っぽいですね)
もちろん、日本のような義理チョコや友チョコ、自分チョコの文化もなくて、日本流バレンタインに浸っていた私には、ちょっぴりさみしいかな、なんて思いもします。
(ライトな友チョコも楽しかったな♬ ちょっぴりなつかしいです♥)
(イタリアの女の子はどうしているのかな?)
ともあれイタリア流は、大人で、ロマンティックで、ちょっとディープな感のヴァレンタインなのでした。
(ミラノのドゥオーモ前もこんな! LOVEが立ちのぼっています 笑)
♥ヴァレンタインからの派生♥
日本には、バレンタインのお返しとして1ヶ月後に「ホワイトデー」がありますが、このようなイベントはアジアの一部だけであって、世界的には見られないものだそうです。
逆に、日本にはなくてイタリアにあるのが、
2月15日『Festa dei Single(シングルの日)』
ヴァレンタインの翌日です。
毎日が聖人の日のイタリア、この日の聖人は『San Faustino(聖ファウスティーノ)』。
2世紀に殉教したBrescia(ブレシア ロンバルディア州)の守護聖人で、2/15はその命日です。
この聖人の伝説もいくつかあるようです(Chiesa dei Santi Faustino e Giovita 聖ファウスティーノとジョヴィータ教会サイト参照 “dei” が出てきましたね!男複“~の” )
が、イタリアでもよく知られていないようです。
つまり、「聖ファウスティーノ」の殉教日だからというわけではなく、ヴァレンタインの翌日をシングルの日にしちゃえ!というノリが漂っています 笑。
このシングルの日は、“シングルはさみしい・・・”っていうネガティブな感じでなく、
“(はい!ヴァレンタイン終わりました!さっそく)恋人をみつけようよ!!♬” っていうポジティブ満々な日のようです 笑。
(パーティや食事会など、出会いを提供するような様々なイベントが行われているそう)
イタリアらしい!さすがアモーレの国です。
(日本のホワイトデーが1か月後なのとくらべて文化の違いを感じます 笑)
イタリアのヴァレンタインはいかがでしたか?
グローバルな違い、ローカルな違い、いろいろありました。
違いを感じ、違いを楽しめる大人でありたい(なりたい)な、と思っています! *⌒∇⌒*
では、また! Arrivederci!
<つづく>
☝今日のイタリア語☝
「Buon San Valentino!(ブォン・サン・ヴァレンティーノ!)」と ♥愛のフレーズ♥
「Buon San Valentino!」は「ハッピーバレンタイン!」です。
♥愛のフレーズ♥
Ti amo (ティ・アモ)「愛してるよ(英語のI love you)」
Mi manchi(ミ・マンキ)「あなたが(君が)恋しい(英語のI miss you)」
女性に呼びかけるときは、
amore(アモーレ)「愛」サッカー長友選手の一言で有名になりましたね!
tesoro(テゾーロ)「宝物(最愛の人)」
stella(ステッラ)「星」
gioia(ジョイア)「喜び」
↑これに「私の」という mio (mia) をくっつけると、より情熱的になります。
*「私の/あなたの」は前回vol.10で取り上げました!復習はこちらから!
amore mio(アモーレ・ミーオ)
tesoro mio(テゾーロ・ミーオ)
stella mia(ステッラ・ミーア)
gioia mia(ジョイア・ミーア)
*女性に呼びかける言葉ですが、「amore」「tesoro」は男性名詞なのです。
ぜひ使ってみて下さいね♪ どれも甘~い!笑
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