『(三人連れ) HONらんだむうぉーく♫』-7-「屍人荘の殺人」

屍人荘の殺人(東京創元社)

今村昌弘

2017.10.13発売


ある日の本屋さん、

 ミーハーbookishが大好物の平積みコーナーに、

 

ドドーンと置かれていたわけです。

ミステリーも大好物。これを喰わずにいられましょうか!

強く見つめるブルーアイに引き込まれる間もなく、瞬殺でした(笑)。

映画化の匂いもモウモウと(プンプンどころではない様)しますね、、、

はい、映画化されます。12月13日公開。


らんだむうぉーく♫ -2-「魔力の胎動」-5-「ヒキタさん!ご懐妊ですよ」に引き続き、今回も映画化モノを紹介しますね。(まことにミーハーですよね~笑)


映画の予告にもあったように、国内主要ミステリーの賞4冠はお見事。

●このミステリーがすごい!2018年版 1位

●週刊文春2017年ミステリーベスト10 1位

●2018本格ミステリ・ベスト10 1位

●第18回本格ミステリ大賞 受賞

デビュー作ですからね!前代未聞らしいです。

プラス、●第27回鮎川哲也賞受賞、タイトルは圧巻ですね。


さて中身は、、、

主人公はミステリ愛好会所属の男子大学生。

殺人事件の舞台は、ミステリ王道のクローズド・サークル。

本書巻頭に建物見取り図あり。


何やら懐かしさも伴う導入でしたが、前半から前代未聞のシチュエーションが勃発。

「ヤラレタ~!!笑笑笑」

ネタバレしたくてウズウズしますが、本書の読者はグッと辛抱しSNS等でもそこは沈黙するという誠実さを発揮しているんですよね。私も倣います。


設定や展開に頭が追いつかない or 笑って楽しめる、かのどちらかですね。

冒頭、主人公葉村君がミス研会長明智君(笑)に突然質問を振られます。それに答えられる同志なら楽しんで読めると思いますよ!

質問:「国名シリーズはクイーン。館シリーズは綾辻行人。では花葬シリーズは?」

答えは、、、自前でどうぞ!ww  ミステリー界の巨星です。

(作者今村氏は、綾辻さんの館シリーズには相当刺激を受けたようですよ)


所々にちりばめられたミステリファンへのサービスと、奇想天外なストーリーに引き込まれてあっという間に読了間違いなし。

映像化がかなり楽しみな本編で、既にシリーズ化され続編も刊行されています。

 

(こちらの画も力ありますね、今度はグリンアイズ)

(第2弾は今年2月の発売でした。もちろん読みました✌)


やや若い人向けではありますが、ちゃんと本格的な謎解きもあり、私は巻頭の建物図を何度も見返したりして娘と一緒に十分に楽しめました。

アガサ・クリスティにハマった世代にもこの文体はWelcomeなんじゃないかなと思います。

新たなシリーズ、ミステリー好きは覗いてみて下さい!

ミーハー山崎 

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