2018.7.7(土)、桑高同窓会の2018年企画事業である文化講演会「シベリア抑留体験を聴く会」が開催されました(主催:桑名高校同窓会、共催:全国強制抑留者協会 三重県支部、後援:中日新聞社 桑名市教育委員会 桑名高校PTA)。
会場は、NTNシティホール。
林先生ご本人の貴重なお話をうかがえるこの講演に、300名を超す方々が足を運び、耳を傾けました。
13:30定刻通りに、同窓会伊藤会長の挨拶で開演。
当時の過酷な日々、そして、現在も続けているロシアでの墓参や遺骨収集の活動についてもお話いただきました。
翌日には、中日新聞の記事にも取り上げられています。
終盤の質疑応答では、思わぬハプニング?で会場に笑いの渦が!
林先生は元桑高教諭。
最後は、先生の最初の教え子さんより花束贈呈、そしてハグ。この日一番の笑顔を大歓声が包みました。
耳を澄ます、聴き入る。
両の語りに引き込まれた素晴らしい時間だったのではないでしょうか。
会場からはこんな声が届きました。
「戦争に負けた代償として始まったシベリア抑留。特に印象的だったのは、母親の子を思う気持ちでした。赤十字から渡された、たった一枚のハガキ。それが無事を知らせる唯一のもの。息子の無事を思い、肌身離さず持ち続けてボロボロになったハガキを、林先生ご自身がご覧になった時の語り。
私もジーンと熱いものが込み上げてきました。」(準備、進行、後片付けに奔走した同窓会石上理事)
「折りしもサッカーワールドカップ開催中のロシア。その同じ国での抑留体験を聴き、平和や友好は絶対に大切だけど、歴史を知っておくのも大切だと感じました。」(聴講の40代女性)
「1年目の冬が一番厳しかった。2年目は皆が “こうしたらいい” という経験談が出て少し楽になった。3年目はもっと楽になった。というのが印象的だった。」(聴講の40代男性)
過酷な中、共に知恵と工夫を分かち合いながら絶望しない、その力強さにうならずにはいられない。
本講演会にあたっては、同窓会理事をはじめ、同窓生のボランティアスタッフも大活躍!盛会を下支えしてくれています。
今回の文化講演会の発案者である上田理事は、
「初回の講演会だけに来場者の動向には気が気でなりませんでしたね。時間の経過とともにやれやれという心境でしたが、盛会に終わりホッといたしました。」
と笑顔で語ってくれました。
皆さま、ありがとうございました!!!
(写真提供、リポート:桑高華の39会)
番外編として、<文化講演会の舞台裏にフォーカス!石上理事の「汗ダクダク だく~りまく~りmini物語」>もあります。併せてお楽しみ下さい!
0コメント