清水優美の『Buona giornata!』vol.7①「トリノTrip♬ =前半=」

Buon anno!

大変遅ればせながら、あけましておめでとうございます。


新しい年になって1ヶ月弱、イタリア留学を開始して、早いものでもう4ヶ月が経ちました。

少しずつこちらでの生活にも慣れ、楽しく過ごしています。


東京に住んでいる時と比べ、自由に使える時間が多いので、空いた時間にはコンサートや美術館にも行ったりして、インプットの時間がかなり増えました。


さて、前回のクリスマスお便りの後は、友人や先生たちとイタリアのクリスマスを思う存分楽しみ、年末年始はミラノで過ごしました!!


大晦日の夜は、コンサートを聴きにスカラ座まで! 

(ちょっとセレブになった気分(笑))


いつも、舞台から一番遠い天井桟敷の「ガレリア席」で観るのですが、今回は初めて「パルコ席」のチケットを買ってみました。


上の写真の私の後方に見えるのが「パルコ席」。
お部屋のようになっていて、落ち着いて観劇することができます。 

(ちなみに舞台真正面の席は「プラテア席」、チケットも高額なことが多いです)


(ロビーのクリスマスツリー)


ん!? 大晦日なのにクリスマスツリー!!?と思った方もいらっしゃると思います。


こちらのクリスマスは、新年の1月6日エピファニアの祝日(Epifania)まで続くのですね。

エピファニアの祝日は、公現祭で東方の三賢人が生まれたばかりのキリストを来訪し礼拝した日とされています。

(12月25日~翌年1月6日までを降誕節としてイエスの誕生を祝う、そうです^-^/)

(ムリーリョ「東方三博士の礼拝」 このテーマの絵画も豊富です。moreにはこんなサイトも)


ちなみに、写真のツリーに巻かれたリボンの言葉、「Buon Natale e Felice 2019!」は・・・
(想像はつくと思いますがw)お忘れの方はコチラ「vol.6 メリークリスマス♬」を!



さて、大晦日の夜に戻って、、、っと。

終演後は、カウントダウンのイベントがあったドゥオーモへ。 

(大勢の人で賑わっていました!)


初の海外での年越し!

初めての体験はなんでもワクワクしますね。


日本では毎年、紅白を観た後、ゆく年くる年を観ながら年越し蕎麦を食べるという渋い年越しをしていたのですが、外で迎える新年もいいなぁ♪と思ったのでした(笑)


イタリアでは、学校も仕事も大体クリスマスから2週間ほど(先の降誕節あたり)が冬休みとなるようで、その間旅行に出かけて行く人も多かったです。

(イタリア人はバカンス好きですw)


友人たちから色々な旅の計画をきいていて、私も居ても立ってもいられなくなり(笑)、急遽ミラノから電車で一時間半のトリノまで出かけてみました♬

 (トリノ王宮の前で)


日本よりもお手頃な電車の値段で、ふらっと他の都市にいけるのはとても嬉しいですね。


朝早くにミラノを出て、

(ミラノ中央駅のホーム。イタリア各地への電車が発着しています。)


トリノへ到着して、まずは今回の旅の最大の目的だった「ヴェナリア宮殿」の “白亜のガレリア” を見にトリノ郊外へ。 

(宮殿の広大なお庭をバックに。後方にはアルプス山脈)


ここでトリノ情報を少々…

北イタリア・ピエモンテ州の州都トリノ(ちなみにミラノはロンバルディア州です)。

かつて、サヴォイア公国の首都として栄え、サヴォイア家と共に小国の集まりであった都市国家をイタリアとして統一した本拠地であり、イタリア王国最初の首都。


この「ヴェナリア宮殿」はサヴォイア王宮群の一つで、世界遺産として1997年に登録されたそうです。 


(80haもある広大なイタリア式庭園)


チケットを買うと、宮殿の中を見学することができます。 

(入ってすぐには、時代時代の衣装をまとったたくさんの肖像画がお出迎え)


(宮殿内に教会がありました)


そして、お目当ての “白亜のガレリア”!! 

広大な敷地内を結ぶ、宮殿の大回廊。

写真で魅力が伝わるかわからないのですが、まさに「息をのむ」美しさでした。


44個もある窓からは、絶妙に光が差し込んで、しばし時間を忘れてボーッとしてしまいました。笑

きっと陽の傾きによって、それぞれの時間で異なった美しさがあるんだと思います。


 (記念にパシャリ)


その後は、バスに40分ほど乗ってトリノ市内に戻り、トリノ名物の「ビチェリン」を飲みに「カフェ・ビチェリン」へ。

(冷えた体に沁み渡ります)


ビチェリンは、エスプレッソ:ミルク:ホットチョコレートが1:1:1の割合で入っている、このカフェ発祥の飲み物だそうです。

エスプレッソがミルクとチョコレートによって、かなりまろやかになっていました。 


(可愛らしい店構え)


店内は意外にこじんまりとしていましたが、入れ替わり立ち替わり観光客が来店していて、賑わっていました。


トリノへ来て初めてビチェリンの存在を知りましたが、イタリアには飲み物に限らず、地方によって様々な特色のあるグルメがあるそうで、旅の醍醐味の一つですね。

食への飽くなき探求(笑)

(あちらもこちらもビチェリン)


そして、甘党の私はさらなるドルチェを求めて「カフェ・トリノ」へ。


地元のトリネーゼ(トリノ人の意。ちなみにミラノ人はミラネーゼと言います、桑名人はクワネーゼ!?)たちに愛されるカフェだそう。

 

案外知られていないようなのですが、トリノはチョコレートで有名な町。

この↓「ジャンドゥーヤ」というチョコレートは、外はパリッと、中には濃厚なヘーゼルナッツの香りのするクリーミーなチョコレートが入っています。

(苦いエスプレッソを一緒に頼むのが、バランスが良くてオススメ♪)


(外側のコーティングのバリエーションが豊富)


(クリスマス時期の可愛らしい店内)


(お店の前では、トリノのシンボルである雄牛がお出迎えしてくれます。)


いかがでしたか?

ミラノを飛び出して、トリノTrip前半でした!

後半は、街の中心にある豪華絢爛「トリノ王宮」について書きたいと思います。


それではみなさん、またお会いしましょう!! Ci vediamo!!
<つづく>


前vol.6へ

後vol.7②へ


☝今日のイタリア語☝

 「Buon anno!(ブォン ナンノ/ブォナンノ)」


「あけましておめでとう!」
年末年始に使える挨拶です。

Buon(ブォン)」が「良い・good」
anno(アンノ)」が「年」

年末に使うと「良いお年を(お迎え下さい)!」です。


この「Buon」は、“良い”を意味する形容詞「Buono」の語尾切断形で、
女性名詞に使う場合は「Buona(ブォナ)」になります。


Buon/Buona」を使ったフレーズを紹介しましょう!

毎日使う超メジャーなものが!

Buon giorno!(ブォン ジョルノ)「おはよう!/こんにちは!」

●Buona sera!(ブォナ セーラ)「こんばんは!」

●Buona notte!(ブォナ ノッテ)「おやすみ!」

●Buona giornata!(ブォナ ジョルナータ)「よい一日を!Have a good day!」

(☝☝この連載のタイトルですね!☝☝)

●Buon natale!(ブォン ナターレ)「メリークリスマス!」

(☝☝前回のイタリア語でした!☝☝)

●Buon compleanno!(ブォン コンプレアンノ)「誕生日おめでとう!Happy birthday!」

(comple(完全な)anno(年)で誕生日になるのですね!)

●Buon viaggio(ブォン ヴィアッジオ)「良い旅を!」 

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